終焉

この世に生を受けたからには永遠ではない。自分が相手をどんなに大切に思ってたって、そんなこと関係なく人は終わる。その終わるという選択がもし相手の自主的なものだったら、私は正気を保ってられるかな。相手の意思だったんだからって尊重して認められるかな。「なんで相談してくれなかったんだろう」「私の存在はその子の人生の何の影響も与えられなかった」って思っちゃうだろうな。

 

でも、私だって明日を生きる事への執着心なんて無い。自分から命を絶つことはしなくても、眼前に死が迫ってきてもきっと避けない。理由は特にないけど。なんとなく。大人になればなるほど未来への希望なんてすり減ってくだけで、それに自分への期待値も比例してるような気がする。それが理由なのかな。今が楽しいから、それより楽しくない未来なんて想像したくない。刹那を生きていたいな。周りにいる皆とお別れしたい訳じゃないんだけど、先に執着できない。

 

小さい事で言えば、大学の皆との別れとか、好きな人との別れとか、些細なんだけどそういう変化が怖い。大きな事で言えば両親との別れとかね。親が死んだらその肉を食べてみたい。積極的に食べたいって事は確実にないけど、多分食べることは可能。自分にどんな感情が起こるのか単に気になる。そこまで出来なくても遺骨リングとかめちゃめちゃしたい。それだけで日々を生きていく糧になると思うし、何より私の身体が相手と接触していられるようにしたい。書きながら泣きそうになってきたから辞めます。

 

サバサバしてて言葉もかなりキツいから、人情的な所がかなり欠けてるように思われがちなんだけど。実はめちゃめちゃ執着強いし、甘えん坊なんだよね。まあ他人より自分が一番だけど。だからこそ、その「自分」が好きな人は大切にしたいし、ちゃんと愛したいよ。我儘だけどこの世から消えてなくならないでね。私の前から居なくなってもいいけど、生命として消えてなくならないでくれ。